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サーフリールの番手選び!ヒラメ狙いに最適なサイズの選び方を解説

サーフからヒラメを狙うときには、頑丈でラインキャパが豊富な4000番を使用します。

しかし、サーフは場所によって遠浅であったり、ドン深であったりするので場所合わせて番手を使い分けることが正しい選択です。

さらに、狙う魚種や使用するラインの太さも考慮して番手を選べば、より快適な釣りを楽しめるでしょう。

そこでこの記事では、ヒラメ狙いに最適なリールの番手選びについて解説します。

サーフのヒラメ釣りにおすすめのリールもご紹介しますので、参考にしてください。

目次

サーフの地形は2種類に分類される

サーフの釣りは4000番リールを使用すれば、ほとんどの釣り場でストレスのない釣りが展開できます。

初めから番手を使い分ける必要はなく、次のステップとしてホーグラウンドのサーフに合わせた番手を選びます。

サーフは「遠浅サーフ」「ドン深サーフ」に分けられ、「遠浅サーフ」では番手を使い分ける必要はありません。

「ドン深サーフ」の近距離を攻めるときには3000番、青物などの大物も合わせて狙うときには5000番を使います。

簡単に「遠浅サーフ」「ドン深サーフ」の特徴を解説するので、基本知識として身に付けておくとよいでしょう。

遠浅サーフ

「遠浅サーフ」は名前の通り手前のブレイクから沖まで浅い地形が続くサーフです。

細かい砂地のサーフがこれにあたり、遠投しながら広範囲を探る釣りを展開します。

ただし、キスが接岸しているときには、波打ち際でヒラメがHITすることも多いので、はじめは手前から探ることが大事です。

遠投性が求められるので王道である4000番を使用すれば、オールシーズンどんな魚種も狙えます

潮が満ちると沖のブレイクラインまでの距離が延びるので、遠投が苦手な私は干潮時に入ります。

ドン深サーフに比べて離岸流が起きやすい特徴をもっているので、立ち込む方は注意してください。

ドン深サーフ

「ドン深サーフ」は手前のブレイクから急に深くなるサーフのことを指します。

連続した波が立ちにくく、手前まで漁船が来ることも多いので簡単に遠浅サーフと見分けられます。

場所によっては30mほどでブレイクラインに届くため、初心者にもおすすめのサーフです。

ブレイクラインを丹念に攻める場合は軽さを武器にできる3000番を使用するのがよいでしょう。

青物やシイラの回遊があるシーズンはパワーのある5000番を使用して一気に勝負をかけます。

私はヒラメ以外にもシイラや青物、カマスなど様々な魚を釣りたいので、ドン深サーフをメインに攻めています。

また、波が立ちにくいサーフですので、冬場にヒラメを狙うときには、「ドン深サーフ」にしか通いません。

サーフのヒラメ釣りでリールの番手を使い分けるメリット

メリット1:キャスト精度が上がる

サーフのヒラメ釣りは、シーバス釣りやメバリングのように目で確認できるストラクチャーをピン撃ちできません。

どんな地形のサーフでも、投げて巻くを繰り返しながらヒラメの反応を探ります。

離岸流やナブラ、底の起伏など魚の着く場所を推測できますが、初心者の方には難しいので、とにかく投げ倒すことが大事です。

リールの自重が軽いほど体力の消耗を抑えることができるので、集中力が持続されて1キャストの精度が上がります

ただし、軽すぎるとロングロッドとのバランスがとりにくくなるので、4000番で230g前後のリールをおすすめします。

メリット2:大物を狙える

サーフでヒラメを狙っていると、青物が回遊してくることもあります。

撒き餌で足止めできないので、時合いが短く掛けた魚はパワーを武器にランディングへ持ち込む必要があります。

また、最近は温暖化の影響により、静岡県でもメータークラスのオオニベが釣れるようになりました。

パワーファーターですが、ランカーヒラメを狙うPEライン1.5号で勝負できています。

そのため、不意に大物が掛かるような場所ではリールの軽さを捨てて番手を上げ、パワーに全振りしています。

メリット3:下糸を最小限に抑えられる

リールは番手が大きいほどラインキャパが増えるので、ラインの太さに合わせることも大事です。

リールの番手を小さくすれば、フィネススタイルで細いPEラインを使いやすくなります。

逆にリールの番手を大きくすれば、ランカーヒラメに適した太いPEラインを200m以上巻けます

下糸の量を最小限に抑えられますし、購入したPEラインも無駄なく使用できるでしょう。

余ったPEラインは使い道がないので捨てることになるため注意してください。

下糸に使用するという考えもありますが、ドラグを締めたときに滑る原因となるのでおすすめしません。

サーフのヒラメ釣りにおけるリール番手の使い分け

サーフの地形、釣りスタイルに合わせたリール番手の選び方について解説します。

これからサーフでヒラメ釣りにチャレンジする方には、オールマイティな活躍をみせる4000番をおすすめします。

番手遠浅サーフドン深サーフフィネススタイル
3000番
4000番
5000番

3000番サイズ

サーフのヒラメ釣りとしては小さい3000番サイズのリールは、軽さを武器に繊細な釣りを展開できます。

PEライン0.6~0.8号を200m以上巻いたフィネススタイルにベストマッチするサイズです。

4000番に比べてリールの剛性は落ちるものの、軽さを武器にランガンしながらアプローチできます。

ソゲサイズが多い釣り場や、カマス、タチウオのように引きの弱い魚を合わせて狙うときに使用しています。

4000番サイズ

ラインキャパ、リールの剛性がサーフのヒラメ釣りにベストマッチした番手です。

どんな地形のサーフでも使いやすく、ヒラメ以外の魚に対しての汎用性も高いので、初心者には必ず4000番をおすすめしています。

PEライン1.5号を200m以上巻けるので、ランカーヒラメを狙うときにも活躍します。

サーフからのライトショアジギングやシーバス釣りでも使いやすいサイズですので、1台を使い倒せるでしょう。

また、シャロースプールを購入しておけば、PEライン1.0号以下も使いやすくなります。

5000番サイズ

5000番サイズはPEライン2.5号を300m巻けるラインキャパを有しており、ヒラメ釣りには大きすぎるサイズです。

下糸の量が増え、自重も重いので私はオールシーズン使うことはありません。

出番があるのは初夏から秋にかけてシイラや青物がHITするドン深サーフの釣りです。

5000番の剛性を生かしてゴリ巻きしながら釣果を延ばすスタンスで使用しています。

場所によってはヒラメ釣りのボウズ逃れとして楽しめるので、このシーズンだけは5000番リールも合わせて持ち込みます。

ランカーサイズのヒラメでもPE1.5号を巻いておけば勝負できるので、ヒラメ専用という考えでは使用していません。

サーフのヒラメ釣りのおすすめのリール5選

遠投性、パワーを兼ね備えたサーフのヒラメ釣りに最適なリールをご紹介します。

機種名でご紹介しますので、下記の表から番手と照合しながらお探しください。

これからサーフの釣りをはじめる方には、コスパがよいダイワの「カルディア」をおすすめします。

機種名3000番4000番5000番
カルディア
ヴァンキッシュ
ルビアス
レグザ
アルテグラ

【ダイワ】カルディア

軽くて使いやすいコスパ最高のリール

軽くて頑丈なボディを作るため、カーボンハイブリット樹脂を採用し、モノコックボディで作り上げました。

ローターはエアローターを採用しているので、レスポンスがよく巻き心地も軽やかです。

また、防水性を高めるマグシールドも搭載しているため、砂が掛かったときは丸洗いしています。

ヒラメ釣りには十分過ぎるスペックですので、腕が上達してもこの1台で満足できるでしょう。

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【シマノ】ヴァンキッシュ

上級者におすすめの高性能なリール

モデルチェンジにより、スプールを上下させる運動が低速になり、密巻きできるようになりました。

これは22ステラと同じ機能であり、キャスト時のライン放出がスムーズになります。

アンチツイストフィンも搭載しているので、ラインがスプールの下に落ちる心配もありません。

また、歯数が少なく山が大きい肉厚なギアを搭載しているので、ギアの耐久性も高いです。

とてもいいリールなのですが、価格がネックとなるので、保有する喜びを味わいたい方におすすめします。

【ダイワ】ルビアス

軽さを武器にサーフを攻めるならこの1台

ZAIONボディ×ZAIONローターによって軽さと剛性という相反する性能を手に入れたリールです。

パワーロスを少ないモノコックボディ、大型化されたドライブギアがパワーを生み出すので、不意に大物を掛けても巻けません。

また、ドラグの滑りも滑らかで、追従性が高いのでフィネススタイルで大物を掛けても安心してファイトできます。

価格は高いのですが、シーバス釣りでも使いやすいのでいつも手元に1台あります。

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【ダイワ】レグザ

アルミボディを採用した剛性の高いリール

アルミのフルメタルボディを採用しており、自重は重いのですが上位モデルのカルディアより高剛性です。

ミドルモデル以下で比較すると、随一の剛性を有しているので、青物が相手でもパワー負けしません。

自重が重い点も10ft以上のロングロッドと組み合わせると大して気になるレベルではなかったです。

太いラインで走らせずに勝負できるため、5000番でサーフから青物やシイラを狙う方ときに使用しています。

【シマノ】アルテグラ

シマノの技術を集約したお買い得なリール

シマノの名器とも呼ばれるアルテグラは、長年培われてきたシマノの技術を集約して作られています。

巻き心地、パワー、耐久性のバランスがよいので、これからサーフのヒラメ釣りをはじめる方におすすめします。

よい意味で特筆すべき点がないので、クセがなく非常に使いやすいリールです。

自己責任になりますが、ハンドルノブを2BB化するだけでも巻き心地が大きく変わります。

器用な方はウォームシャフトも2BBすることで、より使いやすくなるでしょう。

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サーフリールの番手に関するQ&A

サーフでヒラメ釣りをしているときに、よく話にでるリールの疑問点をまとめました。

サーフ以外の釣りも楽しむ場合は番手をどう選べばよいでしょうか?

サーフの釣りはシーズンによってノーバイトが続くこともあるため、他の釣りで使うことも考慮して選ぶことは大事です。

3000番を選べば餌を使ったぶっこみ釣りやサーフアジングなどを楽しめ、4000番を選べばシーバス釣りでも活躍します。

5000番はショアジギングや餌を使ったカゴ釣りなどの大物狙いにも使えます。

1台を使い倒したいという考えの方は4000番を選択しておけば間違いありません。

最近見かけるダイワのLTコンセプトとは?

LTコンセプトは判りやすくいえば、軽くてタフなリールという意味です。

サーフでヒラメ釣りを楽しむ方が、注目すべき点は番手とスプール径の関係が見直されていることです。

LT3000番は旧2500番と同じ48㎜径のスプールを搭載しているので、従来の3000番に比べてラインキャパが減っています。

そのため、購入する場合は必ずPEラインの標準巻糸量をチェックしてください。

サーフのヒラメ釣りにEXISTやステラは必要?

ハイエンドモデルのリールはメーカーの最新技術が搭載されているので、不満のない使い心地を体感できます。

保有する喜びも味わえるので、お金に余裕のある方はハイエンドモデルを使用してもよいでしょう。

ただし、私がサーフのヒラメ釣りで使用しているリールはミドルモデルが中心です。

魚はリールのように著しく進化することはないので、ミドルモデルでも十分勝負できると信じています。

また、砂噛みが起きやすい環境ですので、トラブルが起きる前に買い替えるためです。

まとめ

サーフのヒラメ釣りでオールマイティな活躍をみせるのは4000番のリールです。

サーフの釣り以外にも、堤防からのライトショアジギング、シーバス釣りなど様々なシーンで使い倒せます。

はじめの1台に4000番を選び、サブ機として3000番または5000番を揃えておくとよいでしょう。

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