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サーフ用ベイトロッドおすすめ3選!ヒラメ釣りに使うメリット・デメリット

サーフフィッシングは一般的にスピニングタックルを使用しますが、最近はベイトタックルを持ち込む方も増えてきました。

遠投性が求められるサーフにベイトタックルを持ち込む理由は分からないと感じている方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、サーフをベイトタックルで攻める理由とメリット・デメリットについて解説します。

ロッドの選び方やおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひチャレンジしてください。

目次

ベイトロッドでサーフを攻める理由

サーフはコントロール性よりも遠投性が求められる釣りですので、王道はスピニングタックルです。

あえてベイトタックルで攻める理由が分からないという方も多いことでしょう。

私は「単純に楽しい」「かっこいい」の2点を理由としてベイトタックルでサーフを攻めています。

釣りはあくまでも趣味ですので、見た目や格好にこだわることは間違いではありません。

10ftを超えるロングロッドで40gのメタルジグをフルキャストした時の楽しさは、スピニングタックルでは絶対に味わえないでしょう。

はじめは怖くて無意識に振りぬく速度を緩めますが、コツを掴んでフルキャストできたときは爽快です。

キャストするだけでも満足してしまうベイトタックルの魔力に取りつかれた方は私だけではないはずです。

サーフでベイトロッドを使うメリット

飛距離がでる

スピニングリールはスプールに巻かれたラインが螺旋を描きながら放出されますが、ベイトリールは直線的にラインが出ていきます。

ガイドとラインの接触による摩擦が減るため、PE1.5号以上を使用しても飛距離が出ます。

「ベイトリール=バックラッシュ」という考えがブレーキ性能の向上によって過去の話となりました。

ラインには常にテンションが掛かっているので、ルアーの飛行姿勢も安定して飛距離UPにつながります。

特に向かい風の日は使いやすく、遠投が下手な私でも100m越えは当たり前なので、ベイトタックルを持ち出すようにしています。

小さいアタリも掛けにいける

サーフフィッシングは情報量が少ないため、どこを見ても同じようなポイントに見えます。

ラインを通してルアーが伝えてくれる情報だけが頼りになるので、感度が高いほど作戦を立てやすくなるでしょう。

ベイトロッドはリール本体を手で包むように持つため、ラインからロッドに伝わって響く振動を感じ取りやすくなります。

シーバスは吸い込むようにバイトするので向こうアワセでも掛かりますが、ヒラメはアワセを入れなければフッキングしません。

私はメタルジグを遠投してヒラメを狙うとき、主にベイトタックルを使用しています。

クラッチを切るだけでラインを出せるため、リフト&フォールで使いやすく、フォール中の小さいアタリも即、掛けにいけます

パワーファイトしやすい

ヒラメやマゴチは大物を掛けても案外簡単に寄せられますが、青物やアカエイのスレ掛かりは厄介です。

PE1.5号を使っているので、無理できるのですがパワーを生かした巻きができないとファイト時間が長くなります。

こういうシーンではベイトタックルの方が楽だと素直に感じることが多いです。

今年はサーフでナルトビエイを掛けたのですが、ベイトタックルだったので楽しみながらファイトできました。

サーフでベイトロッドを使うデメリット

ロッドの数が極端に少ない

サーフフィッシングの主流はまだまだスピニングタックルですので、ベイトロッドはほとんど販売されていません。

私が知る限り、ベスト思えるサーフロッドはないのでシーバスロッドや磯ヒラ用のロッドを代用するしかありません。

シーバスロッドよりも強く、ショアジギングロッドよりも弱い竿を使うしかないのが現状です。

Gクラフトの「モンスターヒラ北西スペシャル」はサーフでも使いやすいロッドだったのですが、廃盤になりました。

ロッドワークがやりにくい

ベイトロッドは重心がロッドの上にあるため、スピニングロッドに比べてロッドワークがやりにくいデメリットをもっています。

バスロッドのような短いロッドでしたら気にならないのですが、10ftを超えるサーフロッドは扱いに苦労します。

リフト&フォールはロッドを上下させるだけなので問題ないのですが、ジャークやトゥイッチは大変です。

そのため、私は基本的にメタルジグだけを投げており、ミノーはスピニングロッドを使っています。

サーフに適したベイトロッドの選び方

ロッドの種類

サーフ専用のベイトロッドは販売されていないため、シーバスロッドや磯ヒラ用のロッドを流用します。

シーバスロッドは操作性が高く、安価なロッドも販売されているのでおすすめです。

シマノからシーバスロッドの「ディアルーナ(B106M)」が販売されたとき、売り切れ続出でした。

まだまだサーフでベイトタックルを使う方は少ないのが現状ですので、サーフ専用ロッドが販売されるのは先になりそうです。

長さ

長さはスピニングロッドと同じく遠投性を重視した10ftの長さを選びます。

8ft台のロッドでもキャスト技術のある方は100m飛ばせますが、波が高い日はラインを取られてルアーの動きが乱れます。

長い方がルアーをリフト&フォールさせたときは幅が大きくなるので使いやすいでしょう。

10ftの長さがあれば足場の高い堤防からのショアジギングも楽しめるので、合わせてお楽しみください。

硬さ

サーフで使用するルアーは30g前後が多いのですが、ベイトロッドのメリットを生かすには40gのルアーを投げられる硬さがおすすめです。

サーフは「飛距離こそ正義」という考えが浸透しており、30gを超えるヘビーなルアーも増えてきました。

メタルジグをフルキャストして手つかずのポイントを探ると釣果UPが期待できるでしょう。

そのため、シーバスロッドや磯ヒラ用のロッドを流用する場合は、M~MKを選択します。

サーフ用ベイトロッドおすすめ3選!

メタルジグをフルキャストして、ヒラメやマゴチを狙えるベイトロッドをご紹介します。

ベリーからバットにパワーを持たせてあるロッドを厳選したので、青物も狙えます。

はじめの1本にはシーバス釣りと共用できるシマノの「ディアルーナ(B106M)」がおすすめです。

【シマノ】ディアルーナ(B106)

30gを超えるルアーも操作しやすいシーバスロッド

30gを超えるメタルジグやバイブレーションなどの操作に適したシーバスロッドです。

サーフロッドに比べて曲がりやすく、魚の引きが強調されるのでファイトが楽しくなるでしょう。

この価格のロッドにカーボンモノコックグリップ搭載したシマノの判断には驚きました。

パワーに関してはMなので強いとはいえませんが、ヒラメやマゴチが相手なら苦戦しません。

ランディングの際も、一気に砂浜へズリあげられるサーフフィッシングに適したロッドです。

【ヤマガブランクス】バリスティック(103MH)

ゆるくキャストするだけでも抜群の飛距離を生み出すロッド

負荷を掛けるとバットまでスムーズに曲がるので、ゆるくキャストしても反発力によって抜群の飛距離を生み出します。

友人から借りたので、怖くてゆるくキャストしましたが100m近く飛んだので驚きました。

MHのロッドですが、反発力が強すぎないのでリリースポイントが広くミスキャストに対して寛容です。

魚を掛けたときもバットまでスムーズに曲がりますが、そこからかなり粘るので青物を掛けても伸される心配はないでしょう。

【フィッシュマン】BRIST MARINO(106MH)

大型のヒラメを狙うサーフマニアにおすすめ!

メタルジグなら30g以上、ワームなら20g以上が投げやすく、ストイックにランカーヒラメを追うサーフマニアだけにおすすめします。

正直、このロッドは60cm以下のヒラメを相手にするにはオーバースペックと感じています。

パワーのあるロッドですので、重くてボトムから引き剥がすのが厄介なランカーヒラメを狙ってこそ真価を発揮します。

とにかくパワーのあるロッドですので慣れるまではPE3号から入って細くしていくとよいでしょう。

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サーフでベイトロッドを使う方にアドバイス

ロッド選びよりも大事なリール選び

ベイトタックルをサーフに持ち込んで感じたことは、「ロッド選びよりもリール選びが大事」ということです。

初心者でも慣れると100mは余裕で飛ばせますし、追い風のときは130m投げられます。

ギリギリのラインキャパだと、おそらく1回の高切れでライン不足に陥り強制終了となります。

そのため、キャスト技術に自信のない方はPE2.0号を150m巻けるリールを選ぶとよいでしょう。

スプール径34㎜以上のリールを選んでおけば、過回転によりバックラッシュも抑えられます。

ラインのブレイクコントール

ベイトロッドで40gを超えるメタルジグをフルキャストすると、どうしても高切れが発生しやすくなります。

リーダーを長めにとると投げやすいのですが、年に数回は「パチン」という音を発してルアーが飛んでいきます。

そのため、私はスナップやリーダーを普段よりも少し弱いものに変更して、切れる場所をコントロールしています。

PEラインの消耗を抑えられるおすすめの方法ですので、ぜひお試しください。

スピニングロッドのベイト加工

サーフ専用のベイトロッドがないので作ってしまえばよいと考える方も少なくありません。

ガイドを除去してベイト用のガイドを新設し、リールシートを付け替えればベイト化できます。

一番厄介なのはリールシートの分解であり、大胆にカットして付け替える作業の難易度は高めです。

手の器用な方は材料費8,000円ほどで加工できますが、ロッドビルドを行う業者に委託した方がよいでしょう。

まとめ

サーフ専用のベイトロッドは販売されていないので、シーバスロッドや磯ヒラロッドを流用します。

40g以上のメタルジグをリフト&フォールさせてヒラメを狙うときにベストマッチするタックルです。

ベイトタックルの魅力を知れば、サーフフィッシングの楽しみが広がるでしょう。

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