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サーフロッドの長さは何ftがベスト?ヒラメ釣りの活用シーンを徹底解説

ヒラメ・マゴチなどを狙うサーフフィッシングは遠投して広範囲を探るため、10ftを超えるロングロッドを使用します。

反発力、遠心力を生かして遠投できるため、理論上は長いほど飛距離は伸びます。

しかし、ロッドを振り抜く技術、体力がなければ逆に飛距離は低下するでしょう。

そこでこの記事では、9~13ftのロッドを1ft刻みの長さに分けて特徴や活用シーンを解説します。

入門用に適した長さやおすすめのロッドもご紹介するので、自分に合った1本を選べます。

目次

サーフロッドの標準的な長さ

分類長さ性能
ショートロッド~10ft操作性重視
標準ロッド10~11ft操作性と遠投性のバランス重視
ロングロッド11ft~遠投性重視

サーフロッドは9~13ftの長さに設計されており、標準的な長さは遠投性と操作性のバランスがよい10~11ftです。

ダイワやシマノなど多くのメーカーがこの長さのロッドを多く販売しています。

操作性を重視した10ft以下のロッドをショートロッド、遠投性を重視した11ft以上のロッドをロングロッドとよんでいます。

サーフは地形によって求められる飛距離が異なり、季節によって波の高さも異なるため、長さを使い分けることも大事です。

サーフフィッシング入門用に適した長さ

サーフロッドは長いほど、ロッドの反発力、遠心力を生かして遠投できます。

理論上は10ftよりも13ftの方が遠投できるのですが、振り抜く技術と力がなければ飛距離は低下します。

初心者でも扱いやすい入門用に適した長さは遠投性と操作性のバランスがよい10ft前後です。

ただし、ロングロッドの扱いに慣れていない方や、非力な方は9ft台のロッドの方が飛距離は伸びるでしょう。

私はサーフフィッシングをはじめる前に、6~7ftのロッドを使ってライトゲームを楽しんでいました。

はじめて10.8ftのロッドを手にしたときには、長さと重さに戸惑いキャストのコツが全く判りませんでした。

ティップを使って投げるワンハンドのキャストと、両手で投げるオーバーヘッドキャストは別物です。

そのため、9.8ftのロッドに持替えてキャスト練習を行い、少しずつロッドの長さに対応しました。

サーフロッドの特徴を長さ別に解説

サーフロッドの長さは求められる飛距離、波の高さ、使用するルアーの種類を考慮して選択します。

「飛距離は正義」という考え方でロングロッドを選べばよいというものではありません。

9~13ftの長さを1ft刻みで使い分ける必要があるため、特徴や活用シーンについて解説します。

しっかり振り抜いてロッドの反発力を生かし切ることが前提となるため、その点も考慮して長さを選ぶとよいでしょう。

長さ特徴
9ft操作性を生かしてミノーや鉄板バイブのテクニカルな釣りを実践できる。ロングロッドの扱いに慣れていない方でも振り抜きやすい長さ。
10ft遠投性と操作性のバランスがよい長さ。様々な地形のサーフでオールマイティに活躍する。はじめの1本におすすめ。
11ft台風後や冬場など波が高いシーンでも、打ち寄せる波にラインを取られない。サーフロッドの扱いに慣れた方が2本目に選ぶべき長さ。
12ftメタルジグを使って沖のブレイクラインを狙うときに活躍する長さ。遠投性に長けているものの操作性は劣るので繊細なアクションを加えにくい。
13ft遠投性に全振りした長さ。ショアジギングスタイルでナブラ撃ちするときに活躍。キャスト技術ながないと性能を生かし切れない。

9ftのサーフロッド

10ftのサーフロッドを振り抜く技術、体力がない方は、9ftのロッドを使って練習してください。

操作性が高いので、プラグや鉄板バイブ、ワーム+ジグヘッドを使った繊細なアプローチも可能となります。

私はフィネススタイルでサーフを攻略するときに、9.1ftの長さを好んで使用しています。

また、ワインド釣法もこなせる長さですので、サーフからタチウオを狙うときにもおすすめの長さです。

10ftのロッドに比べてやや飛距離は落ちますが、干潮時なら遠浅サーフでも問題なく使えています。

10ftのサーフロッド

遠投性と操作性のバランスがよいので、はじめの1本におすすめの長さです。

様々な地形のサーフでオールマイティに活躍し、多くルアーをストレスなく操作できます。

波が高く波打ち際でラインを取られるシーン以外は、この長さだけでも攻略できるでしょう。

サーフフィッシングを楽しむ方の多くがこの長さを選択しており、商品数が多いのでロッド選びにも困りません。

私はロングロッドの扱いが得意ではないため、メタルジグやヘビープラグを遠投する場合でも10ftのロッドを使っています。

11ftのサーフロッド

ヒラメやマゴチは意外と波打ち際でHITすることも多いので、必ず最後までルアーを操作することが大事です。

しかし、台風の後や冬場は波が高く、ラインを取られやすいので波打ち際まで丁寧にルアーを引けません。

そこで活躍するのが11ftの長さであり、10ftのロッドをメインに使う方でも違和感なく振り抜けます。

ただし、1ft伸びることでキャストのタイミングがややズレるので、柔軟性のあるロッドを選択する方がよいでしょう。

ベリーからバットが硬すぎるロッドはリリースポイントが狭いので、キャスチ技術がないと使いこなせません。

シマノの「ネッサSS S112M+」は柔軟性が高くクセもないので投げやすい印象を受けました。

12ftのサーフロッド

12ftのサーフロッドは飛距離を出しやすく、ロッドを立てると大きくルアーのレンジを変えられます。

そのため、サーフからショアジギングスタイルで青物を狙うとき活躍する長さです。

ただし、サーフロッドとして販売している商品は非常に少なく、ダイワやシマノのサーフロッドにはラインナップがありません。

30gのルアーをキャストできるショアジギング用ロッド、ヒラスズキ用ロッドも視野に入れて探す必要があります。

私は磯ヒラも好きなので「テンリュウSWAT SW1253S-MMH」を代用しています。

13ftのサーフロッド

沖のナブラを撃つときに活躍する遠投性に全振りした長さですが、サーフロッドとしての販売はありません。

「ジャッカル ビヨンドゾーンBZ-130M」のようなショアジギングロッドを選ぶ必要があります。

一般的なサーフロッドよりも3ft(約90cm)も長くなるので、キャスト技術のない方は選ぶべきではない長さです。

ロッドの自重も重くなり疲れるので、サーフでメインに活躍するロッドとはいえません。

ただし、100m以上のキャストを実現するための長さですので、青物をメインに狙う上級者にはおすすめします。

9~13ftのサーフロッドおすすめ5選!

9~13ftのおすすめサーフロッドをご紹介しますので、目的に合わせて使い分けてください。

遠投性と操作性のバランスがよくオールマイティに活躍するのは10ftのロッドです。

サーフからショアジギングスタイルで青物だけを狙い撃ちする方は11ft以上のロッドを選ぶとよいでしょう。

長さおすすめのロッド
9ftダイワ オーバーゼア (911M/MH)
10ftヤマガブランクス EARLY for Surf (103M)
11ftシマノ ネッサSS(S112M+)
12ftテンリュウ  SWAT(SW1253S-MMH)
13ftジャッカル ビヨンドゾー(BZ-130M)

【ダイワ】オーバーゼア (911M/MH)

ロングロッドが苦手な方におすすめのロッド

9ftのショートレングス、軽さが特徴的なロッドであり、シーバスロッドのような感覚でキャストできます

リリースポイントが広く投げやすいので、キャスト技術が未熟な初心者でも遠投できます。

ティップはMパワー、バットはMHパワーという組み合わせですので、フィネススタイルで大物を狙うときにも活躍するでしょう。

小型のメタルジグやミノーの操作性に長けているため、小型のベイトを偏食しているシーンにもおすすめの1本です。

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【ヤマガブランクス】EARLY for Surf(103M)

20~30gのルアーをキャストしやすいサーフにドンピシャのロッド

20~30gのルアーを使うとバットにしっかり重量をのせてキャストできるので、ロングロッドに負けない飛距離を期待できます。

20g以下のルアーも投げられますが、支点が手元に近いのでシャープに振り抜くことはできません。

魚とのファイトに関してはヤマガブランクスのロッドらしい粘り腰を発揮します。

不意にも大物を掛けてもフックが伸ばされにくいので、安心してファイトに集中できるでしょう。

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【シマノ】ネッサSS(S112M+)

初心者でも投げやすい11ftのロッドはコレ!

シマノがエントリーモデルとして販売しているサーフロッドですが、実釣性能が高いので中級者にもおすすめします。

Mパワーよりやや強い設計ですが、キャスト時にはスムーズに曲がるので初心者でもシャープに振り抜けます

ファイト時もしっかりタメを効かせて魚の引きを追従するので、大物を狙う方でも安心です。

3ピースロッドは折れるという意見を耳にしますが、私の周りで折った人は1人もいません。

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【テンリュウ】SWAT(SW1253S-MMH)

しなやかさを兼ね備えたヒラスズキ用のロッド

MMHパワーの表記をみると、硬い印象を受けますがヒラスズキ用のロッドなのでサーフでは問題なく使える硬さです。

このロッドの素晴らしい点は、ヒラメのサイズに関係なくきれいにフッキングが決まることです。

バイトを弾かない柔軟性と掛けにいくパワーのバランスがよいので、非常に使いやすい仕上がりといえるでしょう。

ティップが入りやすいので20g前後のミノーも扱いやすく、小型のベイトを偏食するシーンでも活躍しています。

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【ジャッカル】ビヨンドゾーン(BZ-130M)

圧倒的な長さで飛距離を生み出す13ftのロッド

今まで届かなかったナブラを撃つために開発された超遠投使用のロングロッドです。

MAX60gまで投げられるパワー設計ですが、30gのルアーも気持ちよく遠投できる柔軟性をもたせています。

振り出し式のロッドはガイドがズレやすいのですが、このロッドはカーボンリングを付けることで対ズレを防いでいます。

ほぼ4mという投げ竿のような長さですが、軽さも重視しているのでシャープに振り抜けるでしょう。

サーフロッドの長さに対する私の考え

ここ数年でブランクスをカーボンテープでラッピングする加工が当たり前となり、ねじれによるパワーロスが軽減されました。

ブランクス自体の性能も高くなり、10ftのロッドでもロングロッドに負けない飛距離を稼げるようになりました。

メインで使うロッドを10ft、波が高い日の攻略用に11ftと2つの長さを用意しておけば、問題なくサーフを攻略できます。

長さを使い分けることは大事ですが、それよりも硬さを使い分ける方がルアーの操作性が高まります。

140m遠投してもルアーの動きが破断すると魚はバイトしてこないことを忘れてはいけません。

サーフから青物だけを狙い撃ちする方のみ、11ft以上のロッドを買うというのが私の考えです。

まとめ

遠投性と操作性のバランスがよい10ftのサーフロッドがあれば、ほとんどのシーンをカバーできます。

長い方が遠投できるのですが、振り抜くキャスト技術がなければ逆に飛距離はダウンします。

キャスト技術も考慮して長さを選ぶことが大事ですので、9ftという選択も間違いではありません。

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