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シーバスロッドでサーフフィッシングはできる?兼用するメリット・デメリットを解説

「ダイワ ラテオ(100ML)」や「シマノ ディルアーナ(S110M)」は、シーバスロッドでありながらサーフでも使えると表記されています。

サーフの釣りはアタリが少ないので、シーバスロッドを買って兼用した方がよいと考えた方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、「シーバスロッドでサーフフィッシングはできる?」と疑問についてお答えします。

メリット・デメリットや兼用できるシーバスロッド、少ない予算でも買えるサーフロッドもご紹介します。

目次

シーバスロッドでサーフフィッシングはできる?

「シーバスロッドでサーフフィッシングはできる?」という疑問に対して、私は「できる」と回答します。

実際に、夏場はシーバスのデイゲーム前にサーフに入ってマゴチを狙っています。

また、秋のコノシロパターンでは、河口でシーバスを狙いながら、そのままサーフをランガンすることも少なくありません。

先日はホームの浜名湖でシーバスを狙っていたとき、「サーフでヒラメ絶好調」とLINEが入りました。

自宅にサーフロッドを取りに行くのが面倒なので、そのままシーバスロッドで「アフターバーナー20g」を投げて無事に確保しました。

ただし、シーバスロッド、サーフロッドの特徴を理解していない場合は、このような兼用が実現しません。

シーバスロッドとサーフロッドの違い

長さ

シーバスロッドの多くは9ft台サーフロッドは10ft以上の長さに設計されています。

サーフロッドの中には11ftを超えるロッドも多くあり、シーバスロッドよりも長いです。

また、グリップ部分もシーバスロッドに比べて長く太く作られており、同じパワーのロッド同士を比較すると違いは一目瞭然です。

ティップの違い

シーバスロッドの「ダイワ ラテオ(106M・K)」の適合ルアーウェイトは10~50gです。

一方、サーフロッドの「ダイワ オーバーゼア(106M・K)」の適合ルアーウェイトは10~45gです。

一般的に、シーバスロッドはサーフで使う重いルアーを投げられないと認知されていますが、数字上は変わりません。

ただし、シーバスは吸い込むようにベイトを捕食するので、食い込みのよい柔らかいティップを搭載しています。

ヒラメは噛みつくようにバイトするので、硬いティップを使って強くフッキングさせます。

シーバスロッドとサーフロッドの違いは、ティップの硬さと理解してください。

自重

シーバスロッドの「ダイワ ラテオ(106M・K)」の重さは155g、「ダイワ オーバーゼア(106M・K)」の重さは177gです。

シーバスロッドは軽さを生かして繊細なアクションを付けるため、細いブランクスを使用しています。

一方、サーフロッドは青物も想定して太くパワーのあるブランクスを使用しています。 この違いが自重の差となって現れており、双方のロッドを持ち比べると違いは明らかです

シーバスロッドを兼用するメリット

操作性が高い

シーバスロッドはサーフロッドよりも軽いので、ロッドを上下させるリフト&フォールでも腕が疲れません。

キャストするときも、軽さによってシャープに振り抜けるので本当に気持ちよいです。

ティップが柔らかいのでミノーやシンペンに繊細なアクションを付けやすく、食い渋るヒラメの攻略にも適しています。

ジグヘッド+ワームでフィネススタイルの釣りを展開するときも、操作性はシーバスロッドの方が間違いなく上です。

よく曲がってスリリング!

シーバスロッドはサーフロッドよりも柔らかいので、よく曲がって楽しくファイトできます。

サーフロッドでソゲクラスを掛けても全く面白くないのですが、シーバスロッドでは別の魚のように感じるでしょう。

サーフは意外と小さい魚も掛かるので、曲げる釣りが好きな私は、敢えてシーバスロッドを持ち出すこともあります

30cm以下の青物を掛けたときのスリリングなファイトは、シーバスロッドでしか味わえません。

2つの釣りを1本で楽しめる

サーフの釣りはアタリが少ないので、永遠と遠投し続ける修行のように感じている方は、私だけではないはずです。

一方シーバス釣りは反応を取りやすく、チェイスでやる気を維持させてくれるので、釣れなくても心が折れません。

そのため、飽き性の方はシーバスロッドでシーバスを狙いながら、サーフフィッシングを楽しむ方がよいでしょう。

経験値も上がって他の釣り人とは違ったアプローチが思い浮かび、釣果に結びつくことも珍しくありません。

シーバスロッドを兼用するデメリット

波が高い日は全く使えない

磯ヒラをターゲットにしている方を除けば、ほとんどの方が9ft台のシーバスロッドを購入するはずです。

私はウェーディングでミノーをテクニカルに操作して食わせる釣りが好きなので、未だに「morethan BRANZINO 82LL」を愛用しています。

このようなロッドをサーフに持ち込むと、波が高い日はラインが取られてルアーのアクションが安定しません

飛距離の問題はキャスト技術でカバーできても、ロッドの長さは脚立にのって巻かない限り対応できません。

兼用する方は、最低でも9.6ftのシーバスロッドを選択することが大事です。

想定外の大物を掛けると折れる

シーバス釣りは外洋に面していないポイントを探るので、アカエイ意外にビビるような大物は掛かりません。

しかし、サーフは外洋に面しているので、大型の青物やオオニベなど想定以外の魚が掛かります。

ランカーシーバスに対応した頑丈なシーバスロッドであっても、無茶すると簡単に折れます。

実際、私は曲げるファイトを楽しんでいるとき、不意に走られてロッドが3分割に折れました

兼用する方は、ドラグを効かせて無茶なファイトにならないよう心掛けてください。

シーバスロッド、サーフロッド結局どっち?

サーフは遊び程度でメインはシーバス釣りという方はシーバスロッド、サーフの釣りを極めたい方はサーフロッドを選んでください。

専門ロッドの方が使い勝手がよく、ストレスのない釣りが実現するでしょう。

釣りは人によって考え方が異なり、正解などありませんので、極論を言えば楽しんだもの勝ちです。

私は双方のロッドを用意しており、シーバス釣りとサーフフィッシングをリレーするときのみ、シーバスロッドを使います。

ダツをはじめとする外道を掛けてもよく曲がって引きを楽しめるため、気分もスッキリします。

サーフの釣りに兼用できるシーバスロッド3選!

サーフの釣りも想定して販売しているシーバスロッドを使用すれば、ストレスなく兼用できます。

ただし、サーフで使う重いルアーのキャストに合わせた硬さとなっているので、ティップが硬めです。

春先のバチパターンを攻略するときには適していないので注意してください。

【ダイワ】ラテオ(96M)

大型ベイトが豊富な河口やサーフで大活躍!

コノシロやアユなど大型のベイトを捕食する、ランカーサイズのシーバスを獲るために開発されました。

50gまでのルアーをキャストできるので、サーフで使うミノーやバイブもキャストできます。

メタルジグを使ってサーフからショアジギングを楽しんだこともありますが、軽いのでとても快適にしゃくれました。

40cm以下の青物が相手なら全くパワー不足を感じることはなく、曲げる楽しいファイトを実践できます。

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【シマノ】ディアルーナ(S96ML)

カーボンモノコックグリップを搭載したお買い得モデル

カーボンモノコックグリップを搭載したサーフロッド「ネッサXR」よりも安い価格で購入できるシーバスロッドです。

30gの鉄板バイブも快適に巻けますし、メタルジグは45gまでキャストできます。

小型の青物も視野に入れたパワーモデルですので、堤防からのライトショアジギングでも活躍します。

汎用性の高いロッドですので、このロッド1本用意して様々な釣りをお楽しみください。

【ダイワ】シーバスフラットX(96M)

シーバスとヒラメ釣りを兼用するため開発されたロッド

ダイワはシーバスロッドのエントリーモデルとして「シーバスハンターX」を販売しています。

一方、「シーバスフラットX」はサーフで使うルアーを視野に入れて開発されているので、兼用に最適です。

このモデルは長さが9.6ftあるので、多少波があるサーフでもラインが取られにくくルアーのアクションが安定します。

手頃な価格で販売されているので、初心者でも気軽に購入できるでしょう。

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少ない予算でも購入できるサーフロッド2選!

シーバスロッドよりもサーフロッドの方が使いやすいのは言うまでもありません。

少ない予算でも購入できるサーフロッドを1本用意しておくと非常に便利です。

当たりはずれは多いですが、サーフシーバスで爆釣ということも珍しくありません。

また、食べることを前提に釣りする方は、産卵明けでシーバスがガリガリになるタイミングに年中味が落ちないマゴチを狙えます。

【アブガルシア】Salty Style Flatfish(STFS-1032MH-KR)

サーフデビューに最適なコスパよいロッド

MHパワーのロッドですが、柔軟性を持たせレギュラーファーストアクションに仕上げているので硬さを感じません。

16~35gのルアーを投げやすいマイルドな仕上がりとなっているので、初心者でもシャープに振り抜けます。

ダイワやシマノは販売しているサーフロッドのエントリーモデルより安いので、はじめの1本にも最適です。

この価格ならシーバスロッドと兼用せず、専門性を生かすために購入しても後悔はないでしょう。

【メジャークラフト】「三代目」クロステージ(CRX-982surf)

兼用するより買った方が早いと感じる価格が魅力的

定価1.5万円ほどのサーフロッドですので、シーバスロッドを折るリスクを考えると買った方がよいと感じます。

安価なロッドですが基本性能がしっかりしているので、不満なく使いこなせるでしょう。

柔らかいティップを搭載しているので、シーバスロッドから持替えても違和感がありません。

30g前後のルアーを投げやすい硬さですので、これからサーフデビューする方にもおすすめです。

まとめ

シーバスロッドでサーフフィッシングを楽しむことは可能であり、実際に兼用している方も多くいます。

シーバスロッドとサーフロッドの違い、兼用するメリット・デメリットを理解した上で使うことが大事です。

ただし、サーフフィッシングを極めてランカーヒラメを追い続ける方には、サーフロッドをおすすめします。

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