サーフロッドは遠投性、操作性、パワーのバランスがよいロッドが適しています。
また、フルキャストしながら広大なサーフを歩き回るので、軽さも見逃せない要素です。
これらの条件を満たすロッドを製造するためには技術力やノウハウが必要となります。
そのため、はじめの1本でも有名ブランドのロッドを購入する方が快適な釣りが実現するでしょう。
そこでこの記事では、ダイワが持つ技術を解説し、おすすめのサーフロッドをご紹介します。
ダイワは自社開発にこだわるメーカー

遠投性、操作性、パワーを兼ね備えたロッドを作るためには、技術力やノウハウが求められます。
ダイワはロッドに使われるパーツをマテリアルから自社開発しており、エントリーモデルのロッドでも品質に妥協はありません。
「高密度カーボンのSVF」「ネジレ防止のX45」「軽量・高感度ガイドシステムのAGS」などが釣りの快適性を向上させます。
半額近くで売られているノーブランドのロッドとは比べ物にならない使い心地を体感できるでしょう。
また、初心者から上級者まで自分の技量に合わせたロッドを選べるので、ロッドを買い替えるときもダイワという選択ができます。
サーフロッドに限らずダイワのロッドは性能が高いので、ぜひ一度は使用してほしいメーカーです。
ダイワのサーフロッドをおすすめする理由
サーフロッドに求められる性能は「遠投性」「操作性」「パワー」「軽さ」「感度」の5つです。
これらの性能を満たすために、ダイワはオリジナルの技術を開発してロッドを設計しています。
「エントリーモデルでも十分」と感じるほどクオリティが高いので、はじめの1本にも最適です。
注目すべき技術力について解説しますので、ダイワのロッドを選ぶ知識として役立ててください。
遠投性を生み出すHVF NANOPLUS・SVF NANOPLUS・HVFカーボン

サーフでルアーを遠投するコツは、ベリーからバッドを曲げるようにしてロッド全体の反発力を生かすことです。
この反発力を生み出すためにはブランクスの強度が必要となるため、「HVF NANOPLUS」というブランクスが開発されました。
レジンの量を減らし、カーボン繊維の密度を高めているので、筋肉質な仕上がりとなっています。
さらに強度と軽さを公寿推させるため、「SVF NANOPLUS」も開発されました。
シャープに振り抜き遠投するキャストフィーリングは大変気に入っています。
操作性とパワーを向上させたX45・X45フルシールド・BRAIDING X

カーボン繊維をテープ状に加工してブランクスに巻き付ける「X45・X45フルシールド・BRAIDING X」はロッドのねじれを防ぎます。
アクションを加える入力、ファイトの動作にパワーロスが生まれないので、思い通りにロッドを操れます。
エントリーモデルであるシーバスフラットXにも「BRAIDING X」が搭載されました。
この技術は非常に画期的で、ブランクスを細くしても強度を維持できるため、軽さにも貢献しています。
軽さと感度を高めるAGS

ダイワの技術を語る上で欠かせないのが軽さと感度をワンランク引き上げたAGSです。
まさかガイドがカーボンで作られる時代がくるとは予想もしていなかったので衝撃的です。
サーフの釣りはアジングのような感度を求めないものの、やはりAGSの方がわずかな引き抵抗も分かりやすいです。
なにより、見た目がかっこよく高級ロッドらしい雰囲気に仕上がるので釣り気分が盛り上がります。
使い心地を向上させる感性領域設計システム [ESS]

サーフロッドをフルベントさせたとき、竿先と竿尻では復元力に差が生じます。
これをひずみと考えて補正する設計が「感性領域設計システム」であり、分かりやすく言えばスムーズに曲がると理解しています。
感性の話になってくると、とても頭が付いていかないというのが正直な意見です。
あくまでも私の体感ですが、タメを効かせてやり取りする操作が向上しています。
ワンピースロッドのような曲がりを実現したV-JOINT・V-JOINTα

V-JOINTを搭載しているロッドは、まるでワンピースロッドのように美しく曲がります。張りが強くなるので、フルベントさせた状態からの戻りも早く、調子が明確に現れます。
上位機種には「V-JOINTα」を搭載しており、ジョイント部を薄くすることでブランク全体を細く仕上げる加工を実現しました。
振り抜きのよさと操作性が向上しており、キャストを繰り返すサーフの釣りではありがたい技術です。
ダイワのサーフロッドおすすめ5選
ダイワのサーフロッドは初心者から上級者まで技術と予算に合わせて選べるロッドが揃っています。
汎用性の高いロッドが多いため、ライトショアジギングにも流用できます。
予算が許すなら、はじめの1本に「オーバーゼア」を購入すれば腕が上がっても不満なく使えるでしょう。
搭載機能 | オーバーゼア | オーバーゼア グランデ サーフモデル | ソルティスト | オーバーゼア EX | シーバスフラットX |
---|---|---|---|---|---|
ブランクス | HVFカーボン | HVF NANOPLU | HVFカーボン | SVF NANOPLUS | × |
補強 | × | X4 | X45 | X45フルシールド | BRAIDING X |
AGS | × | × | × | ○ | × |
感性領域設計システム | × | × | × | ○ | × |
V-JOINT・V-JOINTα | × | V-JOINT | V-JOINT | V-JOINTα | × |
【ダイワ】オーバーゼア(103ML/M)
はじめの1本におすすめする高性能なロッド
エントリーモデルのサーフロッドとして位置づけられていますが、基本性能が高く腕が上がっても不満がでません。
ティップはシーバスロッドのように柔らかく、バットからベリーは強めに設計されています。
そのため、ミノーやシンペンを繊細に操作してスレたヒラメのバイトを誘えます。
バイブレーションやメタルジグといった重いルアーも使いやすく、この1本あればどんなサーフも攻略できるでしょう。
【ダイワ】オーバーゼア グランデ サーフモデル(103M)
シーバスロッド並みに軽くパワーもあるロッド
シーバスロッド並みに軽く、不意に掛けたランカーヒラメとも対峙できるロッドです。
何より30g前後のルアーを投げやすいマイルドな調子ですので、使い勝手がよく満足しています。
重いルアーも投げやすいので、鉄板バイブを投げつつもミノーをしっかり飛ばしたいという方におすすめします。
パワーよりもシャープさを重視した仕上がりですので、ドン深サーフでボトムから激しくジグをしゃくりあげるシーンだけは苦手です。
【ダイワ】ソルティスト(84MB)
ベイトロッドでサーフを攻略する方におすすめ!
最近のベイトリールはブレーキ性能が飛躍的に進化したので、バックラッシュを気にせず投げられるようになりました。
そのため、サーフでもベイトロッドを使う方が増えており、汎用性の高いソルティストはどんな釣りでも使い倒せます。
しっかりバットにルアーの重さを載せてキャストできるので、遠投性の高さを体感できます。
大物を掛けてもグイグイ寄せるパワーを持っているので、青物シーズンは頼れる存在となるでしょう。
【ダイワ】オーバーゼア EX(103M)
ハイエンドモデルにふさわしい性能
投げやすく、ルアーを操作しやすいハイエンドモデルにふさわしい性能のロッドです。
感度も非常に高く、遠投先のコツンと小さいアタリもしっかり手元に伝わります。
ジグヘッド+ワームのような引き抵抗の少ないルアーも存在を見失いません。
非常に細いロッドですが、ダイワの技術で強度をアップさせているので、大物とも安心して対峙できます。
ただし、価格だけがネックであり、ここまでの性能を求める方は限られた上級者だけというのが私の感想です。

【ダイワ】シーバスフラットX(96M)
ロッドにお金を掛けたくない方はこの1本!
クセのない曲がりに仕上げてあるので、リリースポイントが広く初心者でも気軽にフルキャストできます。
10ftを切る長さですが、シャープに振り抜けるので飛距離不足に悩むことはないでしょう。
30g前後のルアーが最も投げやすいロッドですので、サーフで使用するほとんどのルアーをカバーできます。
上位機種のような軽さはないものの、ロッドにお金を掛けたくない方はこの1本でも十分サーフの釣りを楽しめます。
ダイワのロッドに関するQ&A

ダイワのサーフロッドをはじめて使う方が疑問に感じる点をQ&形式にまとめました。
まとめ
ダイワのサーフロッドは軽くて投げやすく、パワーもあるので思い通りの釣りを展開できます。
初心者から上級者まで技術・予算に合わせて選べるロッドが揃っています。
はじめの1本をお探しの方は「オーバーゼア(103ML/M)」を選ぶとよいでしょう。
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