サーフで使用したウェーダーは海水や砂が付着しているので、帰宅してすぐに洗うことをおすすめします。
そして、ハンガーに掛けて陰干ししておけば、次使うときに気持ちよく着られます。
ただし、ウェーダーは重量があり、型崩れすると寿命が縮まるので専用のハンガーを使う方がよいでしょう。
この記事では、おすすめのウェーダーハンガーをご紹介し、干し方についても解説します。
ウェーダーはサーフフィッシングに欠かせないアイテムですので、きれいな状態で長くお使いください。
ウェーダーハンガーをおすすめする理由

ハンガーの破損が起きない
ウェーダーは2㎏ほどの重さがあり、水に濡れるとさらに重さが増すので、一般的なハンガーは破損します。
ウェーダー用ハンガーは耐荷重20㎏以上の商品が多いため、破損を気にせず使えるでしょう。
肩ひも引っかけてもズレ落ちにくく、一般的なハンガーとは使い心地も異なります。
防寒着やフローティングベストを干すときにも使えるので、1つは持っておきたいアイテムです。
ブーツの中もきれいに乾く
ウェーダーハンガーの中にはブーツの部分を上に向けて逆さに干せるものがあります。
浸水しても中まできれいに乾かせるため、生乾きによって雑菌が繁殖することがなく、嫌な臭いを発しません。
また、定期的にブーツの中まで洗うことで、臭いの問題を解決することもできます。
チェストハイをオールシーズン使用する私は、汗をかく夏場に月1回ブーツの中まで洗っています。
型崩れを気にせず保管できる
ウェーダーを折り曲げて長期間保管すると、型崩れやひび割れの原因となります。
面倒なので助手席に放り投げて持ち出しますが、本当は車の中にハンガーを設置して吊す方がよいでしょう。
以前、経年劣化が目立つウェーダーを防寒着として使うため、箱に入れて保管していました。
冬になり取り出すと、型崩れが起きてブーツとズボンの接続分がひび割れしていました。
そのため、釣りの感覚が長く空く場合は、必ずハンガーでの保管をおすすめします。
ウェーダーハンガーの選び方

サイズと耐荷重
ウェーダーハンガーを選ぶときには、幅37㎝を目安にすると、ほとんどメーカーに対応できます。
また、耐荷重20㎏以上のウェーダーハンガーを選んでおけば、濡れた状態でも安心して掛けられます。
水を含んで重くなった防寒着やフローティングベストを掛けても壊れる心配がありません。
この条件を満たすハンガーでしたら、釣り具メーカーの商品にこだわる必要もないでしょう。
素材はプラスチックを選ぶ
ウェーダー用として販売されているハンガーの多くはプラスチックで作られています。
しかし、汎用性のハンガーの中には金属で作られているものもあり、適していません。
ウェーダーに塩分が残っていると、錆が発生してウェーダーに移り汚れます。
ガラス繊維強化ナイロン樹脂などで作られたハンガーは、錆の心配がなく耐荷重が高いのでおすすめです。
型崩れしないハンガーを選ぶ
肩ひもがズレてシワができると、その部分の劣化が早くなりウェーダーに穴が開くことがあります。
そのため、防滑加工しているものや、カエシがついているハンガーをおすすめします。
長期間保管してもシワができにくく、まっすぐな状態を維持できるので、新品に近い状態を維持できるでしょう。
ハンガーの種類
ウェーダー用のハンガーは肩ひもを掛けるタイプと、ブーツを引っかけて逆さに吊るすタイプに分けられます。
保管するときにも使えるのは肩ひもを掛けるタイプですが、ブーツの中まで素早く乾燥させることはできません。
そのため、浸水したときやブーツの中を洗ったときは、逆さに吊るすタイプを使用します。
両方買い揃えておくのがベストですが、1つ選ぶなら保管するときにも使える肩ひもを掛けるタイプをおすすめします。
ウェーダーハンガーおすすめ5選!
耐荷重が高く濡れたままウェーダーを掛けても壊れにくいハンガーをご紹介します。
肩ひもがズレて型崩れが起きにくいものを厳選したので、保管用にもおすすめです。
浸水した時やブーツの中を洗ったときに役立つ逆さに吊るすタイプもご紹介します。
商品名 | 耐荷重 | 幅 |
---|---|---|
ドレス ヘビーハンガー 2.0 | 50㎏ | 37~51㎝ |
ドレス ウェーダーハンガー | – | – |
槌屋ヤック アングラーズハンガー | 20㎏ | 39㎝ |
FMA ヘビーウェイト タクティカル ハンガー | 68㎏ | 40㎝ |
Grip Puppy ヘビーハンガー | 60㎏ | 46.5㎝ |
【ドレス】 ヘビーハンガー 2.0
逆さ吊りでブーツの水分も抜ける!
濡れたウェーダーも防寒着も、水で含んだものは何でも掛けられる耐荷重50㎏のハンガーです。
カエシを下向きにしても肩ひもズレないので、きれいな状態でウェーダーを保管できます。
フックの部分も頑丈に作られているので、風が強い日に外で陰干ししても破損したことはありません。
中央の穴にブーツを引っかけて逆さに吊り下げれば、中の水分を抜くこともできます。

【ドレス】ウェーダーハンガー
ウェーダーの中を乾燥させるならコレ!
ウェーダーのブーツに引っ掛けて吊るすことができるので、中の水分を素早く抜いて感想できます。
簡単に掛けられるバックルロック方式を採用しているので、どんな物干し竿にも掛けられます。
足首の部分にしっかりベルトを掛けられるので、強風の中で干しても落ちる心配はありません。
つま先やソールもきれいに乾燥できるので、ウェーダーの中を洗ったときは必ずこの商品で乾燥させています。
普段使いの長くつにも使えるので、小さいお子様がいる家庭では汎用的に使えるでしょう。

【槌屋ヤック】アングラーズハンガー(U-A18)
向きを気にせず掛けられる頑丈なハンガー
フックの部分が360°回転し、固定できるのでどんな場所でも安定してウェーダーを干すことができます。
両サイドにカエシが付いているので安定性も高く、保管用にもおすすめのハンガーです。
耐荷重は20㎏となっており、マルチフックも付いているので防止なども一緒に保管できます。
直径30mmまでの車内用バーに取り付けできるため、フローティングベストを掛けて釣りに出掛けるのもよいでしょう。

【FMA】ヘビーウェイト タクティカル ハンガー
安価なウェーディングハンガーをお探しの方におすすめ!
ウェーダーハンガーにはお金を掛けたくない方におすすめの頑丈なハンガーです。
釣り具用ではありませんが、耐荷重68㎏の頑丈なハンガーですので、濡れたままのウェーダーを掛けても壊れません。
ルアーケースなどを入れたままのフローティングベストを一緒に掛けても壊れることはないでしょう。
両サイドにはカエシが付いているので肩ひもがズレ落ちる心配もありません。
【Grip Puppy】ヘビーハンガー
太いポールにも掛けやすいハンガー
納戸に設置した太いポールにも掛けやすい広口フックを採用している点がおすすめの理由です。
太い突っ張り棒を収納スペースに設置している方でも、問題なく掛けられるでしょう。
耐荷重は60㎏を超えているので、フローティングベストもまとめて保管できます。
下部にはミニフックも付いているので、手袋などの小物用の保管に最適です。

ウェーダーの正しい干し方

サーフで使用したウェーダーには海水が残っており、砂もたくさん付着しているので、シャワーできれいに洗い流します。
ブーツの中の匂いが気になる場合は、タライに水を張って丸洗いするのがよいでしょう。
洗剤としておすすめなのはレインウェアなどの洗濯に使用する「ニワックス 緑」です。
きれいに洗い終わったら干すのですが、ブーツの中に水を残さないことがポイントです。
ブーツを上にして吊るして30~1時間ほど干しておくと、まとまった水分が抜けます。
この状態では、まだ中に水分が残っているので、12時間以上陰干ししておくと乾燥できます。
普段着ている衣類のように直射日光に当てると劣化が早くなるため、必ず陰干ししてください。
天気が悪い日は、お風呂場に突っ張り棒を設置して夜から朝まで放置しています。
ウェーダーの寿命について

サーフで釣りしているときは、沖ばかり見ており、ウェーダーをじっくり眺める時間はありません。
そのため、ハンガーに掛けたときは、ウェーダーの状態をチェックしてください。
特に水に立ち込まず釣りしている方は、ピンホールが開いていても気付きません。
ピンホールに関しては補修材で直せますが、生地の劣化は諦めるしかありません。
使用頻度にもよりますが、私はシーバス釣りでも使用しており、使用頻度が高いので2~3年で買い替えます。
このとき、ウェーダーの綺麗な部分を切り取って補修材料として残しています。
当て材として利用できるので、30×30㎝ほど残しておくとよいでしょう。
まとめ
ウェーダーは普段着ている服よりも重量があるので、耐荷重の高いハンガーを使用してください。
型崩れしにくいものは保管用にも適しているので、長期間使用しない場合でも劣化を遅らせることができます。
浸水した時やブーツの中を洗うこともあるので、吊るすタイプも1つ用意しておくとよいでしょう。
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