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サーフの釣りにおすすめのリール5選!アブガルシアのリールを徹底解説

サーフリールを選ぶ際には、巻き心地が滑らかなダイワ、シマノのリールを選ぶ方ばかりです。

私もダイワ党ですので、基本的にダイワのリールを使用しており、この選択を否定するつもりはありません。

ただし、「みんな同じリールは面白くない」という考えの方も多いことでしょう。

そこでこの記事では100年の歴史をもつアブガルシアのリールをご紹介します。

サーフでヒラメ・マゴチを狙うときに最適なおすすめのリールもご紹介しますので参考にしてください。

目次

アブガルシアの歴史

アブガルシアの歴史は、ひとりの時計職人がABU社という会社を設立したことからはじまりました。

当時は懐中時計や電話度数計を製造する精密機械会社でしたが、父親から経営を受け継いでいたヨーテ氏がリールの製造をはじめす。

タクシーメーターを製造していたこともあり、「RECORD」と名付けられたリールを全て手作業で製造しました。

第二次世界大戦が終わった1951年にはスウェーデン王室御用達の名誉に授かり、今でもシンボルマークとして使われています。

そして1979年にガルシア社を買収して、アブガルシアというブランドが生まれました。

私は小さい頃、バス釣りも楽しんでいたので「アブガルシア」という名前を聞くだけでドキドキしました。

今でも日本製のリールにはない無骨なデザインと、無駄のない設計にかっこよさを感じています。

釣り具業界ではダイワ、シマノに次ぐ3位のメーカーですので、ぜひ皆さんも一度は手にしてください。

画像引用:AbuGarciaの歴史

アブガルシアのリールがサーフの釣りに適している理由

アブガルシアのリールはサーフの釣りに求められる「遠投性」「パワー」を兼ね備えています。

どのような独自技術が使われているのか説明しますので、リールを選ぶ知識として役立ててください。

ダイワ党の私が、最も感動したのはロケットラインマネジメントシステムTMです。

遠投性を高めるロケットラインマネジメントシステムTM

遠投性を高めるために開発された「ロケットラインマネジメントシステムTM」は、3つの技術が融合しています。

1つめは「ロケットスプールリップ」と呼ばれるスプールエッジの形状であり、ダイワの「ABSⅡ」、シマノの「AR-C」と同じです。

2つめはスローオシレーションシステムにより最適な巻き取り角度であり、より均一にラインを巻き取ります。

3つめは第一ストリッピングガイドをスムーズに通過するベール角度であり、気持ちよくルアーを飛ばせます。

これだけはダイワ、シマノと大した差がないように感じますが、キャストすると感動を覚えました。

飛距離に大差はないものの「ヒューン」という独特の音を発するので、単純にキャストするのが楽しいです。

釣りは実釣性能も大事ですが、釣り気分を盛上げてくれる「音」の存在も欠かせません。

シーンに合わせて使い分けられる2WAYドラグ

サーフは思わぬ大物が掛かることも多いため、滑らかにラインを放出できるドラグ機能が必要です。

ただし、どんな力で引かれても均一にラインを出すことは難しく、多くのリールは最大ドラグ力合わせてセッティングしています。

アブガルシアは対象魚に合わせてドラグ機能を変えられる「2WAYドラグ」を開発しました。

ドラグワッシャーの組付け順序を変えることでLight、Tough2通りのドラグ設定を可能にしました。

これにより、掛けた魚の引きに合わせたセッティングをより精密に行えるようになったのです。

巻き感度を向上させるカーボンハンドル

ぜひ、ダイワもシマノの真似して欲しいと感じているのがカーボンハンドルです。

サーフの釣りは力強く巻き上げるので、剛性に優れた金属を使うことがベストです。

しかし、巻き感度という点ではカーボンハンドルの方が優れており、ただ巻きしながら潮の流れを探れます。

なにより、リールをカスタムしたようなかっこよさを感じるので、釣り気分が盛り上がります。

何度も大物を掛けたことがあるのですが、決して剛性不足のハンドルではありません。

剛性に優れたギアとボディ

最近は軽さと強度を兼ね備えたカーボン樹脂を使ったリールが増えており、ダイワの「ZAION V」、シマノの「CI4+」がこれにあたります。

アブガルシアはアルミを使った「ワンピースDURAMETAL」を採用しているので、金属特有のカチっとした仕上がりとなっています。

また、ギアは独自のコンピューター解析によって作られた「COGギアデザイン」を採用することで耐久性と滑らかさを実現しました。

ボディの強度に関しては非常に満足していますが、ギアの耐久性に関してはイマイチと感じています。

ミドルモデル以下のリールは特にギアの耐久性が低く、1年使い倒すとゴリ感がでてきます。

もちろん、すぐに壊れるようなことはないのですが、ダイワやシマノには敵わないといった感じです。

トルクのある巻き上げを実現する大口径ギア

ドライブギアの直径を大きくすることで耐久性を上げてトルクフルな巻き上げを実現しています。

ダイワの「MONOCOQUE BODY」もドライブギアのサイズを極限まで拡大しており、コンセプトは同じです。

両者を数字で比較することは難しいのですが、アブガルシアの製品同士を比較すると最大117%UP というデータが出ています。

引き抵抗の強いミノーを使うとき、波打ち際をゴリ巻きするときには、違いを感じられるでしょう。

画像引用:AbuGarciaHP

アブガルシアのリールはダイワ・シマノに劣っているのか?

皆さんが最も気になる点は、アブガルシアのリールとダイワ・シマノのリールの性能比較でしょう。

最新技術を投入したメイドインジャパンのダイワ・シマノの方が使い心地は上です。

アブガルシアのリールは良くも悪くも無骨で最低限の機能だけを持たせたアメリカンなリールです。

そして、100年の歴史とアブガルシアというネームバリューが釣り気分を盛上げてくれます。

どちらがよいのかは使う人の考え方次第であり、アブガルシアのリールがダイワ・シマノに劣っているとは断言できません。

最新ルアーを使わずラパラCD7を投げる人は、間違いなくアブガルシアがしっくりくるでしょう。

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サーフの釣りに最適なアブガルシアのおすすめリール4選

サーフで使いやすいアブガルシアのリールをご紹介しますので、ダイワやシマノと違った雰囲気をお楽しみください。

どのリールも遠投性に長けており、ヒラメをマゴチ、青物と対峙できるパワーをもっています。

特におすすめなのは「REVO SP Beast」であり、ダイワやシマノに負けない巻き心地のリールです。

搭載機能REVO SP BeastREVO SP RocketREVO ALX THETAZENON
ロケットラインマネジメントシステムTM×
2WAYドラグ××
カーボンハンドル×
ワンピースDURAMETAL
COGギアデザイン
大口径ギア×××

【アブガルシア】REVO SP Beast(4000SH)

ハンドルノブの回転がよいので気持ちよく巻ける

ダイワやシマノにはないかっこよいデザイン、「Beast」という名前だけでも男心がくすぐられるリールです。

巻き心地はダイワやシマノの同価格機種に劣りますが、テンションを抜いてゆっくりリトリーブしない限り気になりません。

ハンドルノブもシャー!って回るのでとても快適に巻き上げられます。

地味な特徴ではありますが、ルアーをコントロールしやすく、高速巻きすると確実によさが表われます。

【アブガルシア】REVO SP Rocket(4000S)

7.6のハイギアを搭載したリール

7.6のハイギアを搭載しているので、スピードを生かしたアクションで見切られない釣りを展開できます。

サーフからナブラ撃ちで青物を狙ったのですが、スキッピングにドンピシャで楽にルアーを操作できました。

夏から秋にかけて小型の青物やカマスが爆釣するシーンでは手返しのよさを武器に釣果を伸ばすこともできるでしょう。

ただし、最大ドラグが7kgとやや低いので、大物を掛けたときにはラインがズルズル出ることもあります。

【アブガルシア】REVO ALX THETA(4000SH)

巻き心地が滑らかなリール

「フリクションフリー機能」が搭載されてから、巻き心地が滑らかになりました。

特に巻出しが軽いので、リトリーブ速度に緩急をつけてアプローチできます。

ローターもC6カーボン素材を使っているので負荷に強くカチッとした強さが感じられます。

ローターの強度が高く手で力を加えても特に気になる歪みは確認されませんでした。

素材が異なるので強度に差が出るのは当然ですが、ダイワのモアザンよりしっかりしています。

これなら、サーフで青物や大型のヒラメ・マゴチを掛けてグイグイ巻けるでしょう。

【アブガルシア】ZENON(4000SH)

アブガルシアのハイエンドモデル

ダイワやシマノのハイエンドサーフリールは10万円近いのですが、アブガルシアなら半値で購入できます。

もちろん、性能に差があることはいうまでもありませんが、高級感もあり価格以上のクオリティです。

遠投性、パワー、巻き感度を高いレベルで仕上げているので、上級者でも満足して使えるでしょう。

ただし、軽すぎて10ftを超えるロングロッドに装着すると先重り感が増して投げにくくなります。

9ft台のロッドと組み合わせて、フィネススタイルで繊細な釣りを楽しむと長所を生かせるでしょう。

サーフで使うアブガルシア製リールに関するQ&A

ダイワやシマノのリールに慣れた方が疑問に感じる点をQ&A形式にまとめました。

アブガルシアのリールは防水性が低くないですか?

ダイワやシマノに比べて防水性が低いため、耐腐食性の高いベアリングを搭載していますが塩噛みが起きます。

特にラインローラーの潮噛みが起きやすいため、定期交換、グリスアップなどのメンテナンスは欠かせません。

しかし、これこそがアブガルシアの魅力であり、メンテナンスを楽しむ時間を与えてくれます。

アブガルシアのリールは巻き心地が悪いですか?

ダイワやシマノに比べてノイズが大きいですが、以前のリールに比べてかなり改善されました。

イメージとしては一昔前のダイワやシマノのリールといった感じです。

今の滑らかな巻き心地に慣れていると不満が出るのですが、サーフの釣りでは気にならないでしょう。

軽量なリグを繊細に操作し、小さいアタリを掛け獲るライトゲームでは差が出るでしょう。

アブガルシアのアフターサービスは悪いですか?

以前はアフターサービスが悪く、修理部門すら独立していなかったので、パーツを注文するのも大変でした。

しかし、最近は質問に対して親切に答えてくれますし、パーツの注文も異常な早さで対応してくれます。

もちろん、そのときの混み具合にもよりますが、不満を抱くようなことはないでしょう。

まとめ

アブガルシアは100年の歴史を持つ世界的に有名な釣り具メーカーです。

サーフで使用している方の割合は低いのですが、性能に関して問題はありません。

「アブガルシアのリールで釣る」という楽しみを与えてくれるので、一度は使って欲しいブランです。

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