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サーフの釣りにおすすめのリール5選!シマノのリールを徹底解説

サーフの釣りではヒラメや青物など大型の魚を狙うので剛性の高いリールを選びます。

また、波しぶきを被りやすい環境ですので、防水性が高く耐久性のあるリールを選ぶことも大事です。

そのため、トラブルが少なく頑丈な有名ブランドのリールを選ぶ方がよいでしょう。

そこでこの記事では、日本2大釣り具メーカーとして有名なシマノのリールをご紹介します。

サーフの釣りに適した特徴をピックアップして、どこが優れているのか詳しく解説します。

ランカーヒラメとも対峙できるおすすめのリールもご紹介しますので、参考にしてください。

目次

シマノは業界2位の有名メーカー

順位会社名市場シェア
1位ダイワ(グローブライト)7.4%
2位シマノ7.0%
3位アブガルシア(ピュアフィッシング)4.3%

シマノが釣り具2大メーカーと言われる理由は、市場のシェア率第2位のブランドであるためです。

1位はダイワ(グローブライド)で、その差はわずか0.4%しかないため、ほぼ同率と考えてよいでしょう。

この数字から判るように、私たち釣り人は「シマノ=釣り具メーカー」として認識しています。

しかし、シマノの売り上げは80%を自転車部品が占めており、世界のトップブランドとして知られています。

この技術を応用してリールを開発しているため、サーフでの過酷な釣りでも耐えられるのです。

私はダイワ党ですが、シマノの頑丈さはダイワにないものがあり、本当に素晴らしい技術をもったメーカーだと認めています。

シマノのリールがサーフの釣りに適している理由

サーフの釣りにおいて、リールに求められる性能は「遠投性」「耐久性」「軽やかな巻き心地」「剛性」「快適性」の5つです。

この性能が揃っていないリールはトラブルが起きやすく、不意に大物を掛けてもチャンスを逃す確率が高まります。

シマノのリールが求められる性能をどのような技術でカバーし、釣り人にどんなメリットを与えてくれるのか解説します。

遠投性を高めるAR-Cスプールとロングストロークスプール

サーフの釣りは遠投性を生かして広範囲を探りながら、魚の居場所を探る釣りです。

ドン深サーフでも満潮時には魚のいるカケアガリまでの距離が延びるので、50m以上キャストできなければ話になりません。

シマノはラインの整流効果を高める「AR-Cスプール」を開発することで、遠投性とライントラブル軽減を実現しました。

さらに「ロングストロークスプール」を開発することで、キャスト後半に起こるラインの減り量を制限することに成功しました。

サーフでフルキャストしてもキャストフィーリングが変わらないので、投げるだけでも楽しいと感じます。

耐久性を高めるXプロテクトとS A-RB

サーフの釣りでは波しぶきや被ることもありますし、空気が塩分を含んでいるので知らないうちにリール内部が腐食します。

ダイワは特殊なオイルを使ったマグシールドで防水性を高めていますが、シマノはラビリンス構造の「Xプロテクト」を採用しました。

非接触性の防水構造ですので、巻き心地に変化がなくオイル切れも起きません。

また、「S A-RB」と呼ばれる耐腐食性に優れたベアリングを搭載することで、ベアリング内部で起きる塩の結晶化を防止しました。

安価なリールを使い捨て感覚で使うのもありですが、道具に愛着も湧いてくるので、この機能はサーフの釣りに欠かせません。

軽やかな巻き心地を実現したサイレントドライブとマイクロモジュールギアⅡ

サーフの釣りはアジングのような巻き感度は求められないものの、引き抵抗で目では確認できない潮の流れを探します。

また、ストップ&ゴーやリフト&フォールのテクニックも駆使するため、リールには軽やかな巻き心地が求められます。

そのため、駆動関連部品をひとつひとつ見直し「サイレントドライブ」と呼ばれる技術を開発しました。

ここにシマノがもつ金属加工技術を生かした「マイクロモジュールギアⅡ」も加えることで、軽やかな巻き心地を実現しています。

初期性能が長く続き、ゴリ感ができにくいのでリールの内部機能に関してはダイワより優れているように感じています。

剛性を高めるHAGANEギアとCI4・CI4+

重量級のルアーをフルキャストして、ときには高速巻きで魚を誘うのがサーフの釣りです。

掛かる魚はヒラメやマゴチだけでなく、青物やオオニベのようなパワーファイターも含まれます。

そのため、ギアには大きな負荷がかかるので、切削なしでミクロン単位に仕上げる「HAGANEギア」を採用しています。

さらに、ボディの歪みによるギアへの影響を無くすため「CI4・CI4+」と呼ばれる特殊カーボン素材も採用しました。

シマノのリールが軽くて頑丈と言われているので、この「CI4・CI4+」を採用しているためです。

ただし、剛性だけを考えるとアルミボディの方が上ですので、どちらよいのか判断してから購入してください。

快適性を実現したGフリーボディとアンチツイストフィン

ヒラメやマゴチは遊泳力が弱いので、遠く離れた場所の魚を誘い出して食わせる釣りが展開できません。

釣り人の方がキャストを繰り返して魚との距離を縮めるため、いつも体力がゼロになるまで投げ続けています。

この苦労を知るものは私だけでなく、サーフの釣りを愛する釣り人全員の悩みでもあります。

そのため、シマノは少しでも釣り人のストレスを解消するため、持ち重り感を軽減する「Gフリーボディ」を採用しました。

スプールを前後させるパーツをリール上部に設置することで、重心を手元に近づけロッドとの一体感を高めています

さらに、PEラインがスプール下部へ落ち込むトラブルを抑制するため、「アンチツイストフィン」も開発しました。

特にアンチツイストフィンの性能が素晴らしく、ダイワのリールにも付けて欲しいと思うほどです。

画像引用:シマノHP

サーフの釣りに最適なシマノのおすすめリール5選

サーフでヒラメやマゴチなどを狙うときにおすすめのリールを厳選しました。

搭載されているシマノ技術をチェックしながら探せるように、表も作成しました。

番手に関してはどんなサーフでも使いやすい4000番を選んでおくとよいでしょう。

はじめの1台をお探しの方には、シマノの名器と呼ばれる「アルテグラ」をおすすめします。

搭載機能アルテグラヴァンフォードストラディックミラベルツインパワー
AR-Cスプール
ロングストロークスプール×
Xプロテクトコアプロテクト
S A-RB×
サイレントドライブ
マイクロモジュールギアⅡ×
HAGANEギア
CI4・CI4+CI4+CI4+×CI4+CI4+
Gフリーボディ
アンチツイストフィン××

【シマノ】アルテグラ(4000XG)

サーフデビューに最適な1台

ステラをはじめとする上位機種から受け継いだ機能を使って作られたシマノの名器と呼ぶべきリールです。

はじめの1台に「ナスキー」を検討する方も多いのですが、少し予算を追加して「アルテグラ」を買うべきです。

理由は軽量カーボンのCI4+を使用しているので、軽くて剛性感もありストレスなく使えます。

ドラグ音も高級感がありますし、見た目もチープな印象を受けないので中級者にもおすすめします。

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【シマノ】ヴァンフォード(4000XG)

中堅ど真ん中のコスパよいリール

ミドルクラスとは思えない性能を有しており、中堅ど真ん中のコスパよいリールと表現できます。

ガッチリした力強さはないものの、引き抵抗の弱いシンペンも丁寧に操作できる巻き感度をもっています。

ドラグ性能に関しては、滑り出しにやや引っ掛かりを感じるものの、耐久性が高いのでサーフ向きです。

極細PEラインを使ったギリギリのフィネススタイルでサーフを攻める釣りを行わなければ気になるレベルではありません。

【シマノ】ストラディック(4000MHG)

貴重な密巻き非搭載のリール

この番手をおすすめした理由は、下糸を使わなくてもPEライン1.5号をジャスト200m巻けるためです。

ボディは金属製のHAGANEボディを採用しているので、重量は増していますが頑丈です。

ランカーヒラメやオオニベとも対峙できる強さですので、豪快なファイトを楽しめるでしょう。

現状、賛否両論の密巻きを搭載していないのは、この「ストラディック」と「ヴァンフォード」だけです。

貴重な存在のリールですので、アンチ密巻きの方にとっては1台手元に置いておきたいリールです。

【シマノ】ミラベル(4000XG)

フィネススタイルでサーフを攻略する方におすすめのリール

最大の特徴はボディ、ローターともCI4+を採用することで、フィネススタイルでも重さを感じない自重を実現したことです。

ヴァンキッシュやヴァンフォードにも採用しているマグナムライトローターを搭載しているため、巻き出しも非常に軽いです。

繊細なアプローチに適しているため、フィネススタイルでサーフを攻略する方におすすめします。

ただし、負荷が掛かった状態では少し巻きの重さを感じるため、引き抵抗の強いルアーの使用はおすすめしません。

私なら、この繊細さを生かせるジグヘッド+ワームの釣り専用リールとして使い分けます。

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【シマノ】ツインパワー(4000XG)

サーフから青物を狙う方におすすめのリール

ステラに近い性能を持っており、剛性感に関してはこの「ツインパワー」の方が上です。

ヒラメやマゴチを狙うにはオーバースペックですので、青物を狙う方におすすめします。

このリールを購入する際に知っておくべき点は決して軽いリールではないということです。

10ftを超えるパワー系のサーフロッドとバランスがとりやすいリールと認識してください。

友人に借りてサーフで使った経験があるのですが、金属ローターでしか成しえない上質な巻き心地に驚きました。

サーフで使うシマノ製リールに関するQ&A

サーフでヒラメ釣りをしているときに、よく話にでる疑問点をまとめました。

シマノとダイワどちらがサーフの釣りに適していますか?

どちらも日本を代表する有名釣り具メーカーですので、最終的には好みです。

ギアのクオリティはシマノ、ドラグの性能はダイワの方が優れているというのが私の意見です。

迷ったときには、自分が好きなテスターが在籍する方、見た目がかっこいい方という単純な選択でもよいでしょう。

シマノのリールにダイワのロッドを組み合わせるのは変ですか?

釣り歴が長い方は、シマノ党とダイワ党に判れるため、この2社が巨人と阪神のような存在に感じます。

アブガルシアのロッドにシマノのリールをセットしても違和感が少ないのはこのためです。

釣りスタイルは自由ですので、自分がよいと感じる組み合わせでお使いください。

シマノ「CI4+」とダイワ「ZAION」はどちらが優れていますか?

シマノ「CI4+」は競技用自転車のフレームに使われるほど軽くて丈夫な素材です。

ダイワ「ZAION」はマグネシウム同等の強度と軽さを実現した新素材です。

どちらも数値的な強度を公開していないため、根拠をもって優れている方を示すことができません。

1ついえることは「CI4+」「ZAION」ともにサーフの釣りで変形するような強度ではないということです。

まとめ

シマノのリールは頑丈なギアを搭載しているので、サーフで大物と対峙できます。

初心者から上級者まで満足できるリールが揃っているので、自分の技術、予算に合わせて選べます。

初心者には「アルテグラ」をおすすめしますので、ぜひサーフの釣りを満喫してください。

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