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9ftのサーフロッドおすすめ5選! メリット・デメリットについて解説

サーフフィッシングは遠投しながら状況に合わせたアプローチを行うため、ロッドには遠投性と操作性が求められます。

そのため、長さ10ft前後のロングロッドを使用しますが、振り抜けなければ飛距離は出ません。

もう少し短いロッドの方が扱いやすいと感じている方も多いことでしょう。

そこでこの記事では、9ftのサーフロッドを使うメリット・デメリットについて解説します。

はじめの1本にもおすすめの商品をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

シャープに振り抜ける長さは人それぞれ

サーフは地形の変化が少なく、魚の居場所を目で予測できないため遠投しながら広範囲を探ります。

ロッドは長さに比例して遠投性は増すのですが、シャープに振り抜けないロッドは飛距離が伸びません。

これは物理学で証明されており、ルアーに運動エネルギーを与えるためにはロッドを振り抜く速度が大事です。

私は自信を持って振り抜ける長さは11ftまでであり、中には10ftを振り抜くのも難しい方がいます。

体力に自信のない方、小柄な方は9ftのロッドを選んだ方が、飛距離は伸びることもあります。

そのため、必ずしも10ft以上の長さが必要という訳ではなく、シャープに振り抜ける長さを選ぶようにしてください。

9ftのサーフロッドを使うメリット

体力に自信のない方や小柄な方でも飛距離を伸ばせる

9ftのサーフロッドは取り回しがよく、体力に自信のない方や小柄な方でもシャープに振り抜けます。

ロングロッドの扱いに慣れていない方でも、気軽に投げられる長さといえるでしょう。

最近のサーフロッドはエントリーモデルであってもねじれが少なく反発力を生かしやすいブランクスを採用しています。

9ftのロッドでも十分飛距離を稼げるので、ヒラメやマゴチを狙う場合は問題ありません。

操作性が高くリアクションバイトも誘いやすい

最近はサーフフィネスが流行しており、激戦区ではルアーをゆっくり繊細に操作する方が多くみらます。

活性が低い魚は活発に餌を追わないので、このアプローチは決して間違いとは言い切れません。

しかし、私は逆に高速ただ巻きやトゥイッチを入れながらリアクションバイトを誘います。

食い気のない魚の捕食スイッチを押すには、リアクションで食わせるのが一番と考えているためです。

そのため、混雑が予想される日は10ftのロッドよりも操作性が高い9ftのロッドを使用しています。

疲れを気にせず釣りを楽しめる

9ftと10ftのサーフロッドの自重を比べると、わずか10gほどの差しかありません。

ロッドだけを持った場合は大した違いを感じないのですが、ルアーを付けて持ち歩くと重さの違いを感じます。

これは「てこの原理」を使うことで説明がつき、9ftのロッドの方がより少ない力でも持ち上げられるでしょう。

そのため、繰り返しキャストしても疲れにくく、ルアーにアクションを加えても手首への負担が軽減されます。

MLクラスのサーフロッドを選ぶ方は、シーバスロッドに近い感覚で操作できるでしょう。

9ftのサーフロッドを使うデメリット

サーフからの青物狙いには不向き

初夏から秋にかけてはツバス(ブリの若魚)をはじめとする青物を、サーフから狙うことができます。

沖でナブラが発生したときはチャンスであり、周りの釣り人が一斉にメタルジグを遠投します。

しかし、どんなにキャストが上手い方でも9ftのロッドでは届かないことの方が多いです。

これは長さによる飛距離の差であり、解決策は10ft以上のロッドを扱えるようになるしかありません。

波が高い日は使いにくい

台風の後や冬場は高い波が打ち寄せて、ラインをさらっていくのでルアーの動きが破断します。

11ft以上の長さがあれば、ロッドを立ててラインの入水角度を調整することで波の影響を軽減できます。

しかし、9ftのロッドではどう頑張っても波の影響を受けるので、釣りにならない日もあるでしょう。

こういう日は、振り抜けなくても11ft以上のロッドを持参することをおすすめします。

9ftのサーフロッドおすすめ5選

初心者でも扱いやすい9ftのサーフロッドを5本厳選したので、ロッド探しの参考にしてください。

汎用性が高く投げやすい「オーバーゼア(99ML/M)」、感度が高い「ムーンショット(S96M)」は価格面においても優れています。

サーフロッドしては珍しいコルクグリップを搭載した「ショアガンエボルブ(SFTGS-96M+・FL)」は中級者におすすめします。

【ダイワ】オーバーゼア(99ML/M)

初心者でも扱いやすいマイルドなロッド

柔軟性の高いMLのティップにパワーのあるMのバットを組み合わせて作られたサーフロッドです。

初心者でも扱いやすいマイルドな仕上がりですので、ロングロッドを初めて手にする方でも気軽に投げられます

このロッドは汎用性が高く、ウェーディングのシーバスやロックショアでも活躍します。

ショートバイトも絡め取れるロッドですので、特にシーバス釣りでは不満なく使えるでしょう。

【シマノ】ムーンショット(S96M)

感度が高く遠投先のバイトも掛けにいける!

このロッドをおすすめした理由は感度が高く、遠投した先のコツンというバイトも掛けにいけるためです。

キャスト時に発生するティップのブレもすぐに収束するので、気持ちよくルアーを飛ばせるでしょう。

重心は中心より先にあるので、金属ボディの4000番リールをセットすればバランスがよくなります。

ただし、同社のネッサシリーズに比べて張りが強いので、力を入れて振り抜く必要があります。

【テンリュウ】パワーマスターサンドウォーカー(PMS9102S-ML)

細いラインでも大物を獲れるロッド

このロッドを使った感想を一言で述べると「ヘラブナ竿」という表現がしっくりきます。

魚を掛けるとロッド全体が満月のように曲がって衝撃を吸収してくれます。

これだけ曲がるのに、全力で振り抜いても剛性の高さを感じられるのはこのロッドくらいでしょ。

さらにキャスト時のティップのブレもすぐに収束するので、キャストフィーリングも最高です。

【ヤマガブランクス】EARLY for Surf(99ML)

軽さ、感度も文句なし!距離も抜群のロッド

30gまでのルアーに関しては10ftのMクラスのロッドと変わらない飛距離を期待できます。

軽いので振り抜きやすく、遠投先の小さいアタリも見逃さない感度を有しているので、中級者にもおすすめのロッドです。

ベリーからバットにかけては強く設定していますが、ティップは柔らかいのでレギュラーファーストな調子という印象を受けました。

サーフフィネスに使う方も多いロッドですが、大物を獲るポテンシャルも十分です。

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【パームス】ショアガンエボルブ(SFTGS-96M+・FL)

軽い力で遠投できるロッドをお探しの方におすすめ!

ベリーに張りを持たせているので、コツを掴めば軽い力でも遠投できるロッドです。

サーフロッドとしては珍しいカーボングリップを搭載しているので、釣り場でも非常に目立ちます。

このロッドはアクションをつけやすく、食い込みもよいのでシーバス釣りと兼用できます。

パワーがあるので、70cmクラスのシーバスを掛けても簡単に寄せられるでしょう。

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9ftのサーフロッドでシーバス釣りはできるのか?

9ftのサーフロッドを手にした方の中には、「シーバス釣りで使えるのでは?」と考えた方もいるはずです。

長さ的には全く問題ありませんが、サーフロッドはティップが硬いのでバイトを弾きやすくなります。

シーバスはベイトを吸い込むように捕食するので、ティップには食い込みのよさが求められます。

しかし、使えないことはなく実際に私はサーフフィッシングの後に河口でウェーディングすることも珍しくありません。

まとめ

サーフロッドの多くは、遠投性と操作性のバランスがよい10ftの長さに作られています。

しかし、シャープに振り抜くことができなければ、飛距離は期待できないので、9ftという選択も間違いではありません。

体力に自信のない方や小柄な方は、9ftのサーフロッドからはじめてみるのもよいでしょう。

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